2011/11/19

R および Rcmdr での 2 標本の母平均の差の検定の覚書


R および Rcmdr での 2 標本の母平均の差の検定の覚書です.詳しくは書籍等を参照してください.


  1. Excel を起動,データを入力.この場合,変数名を入力し,欠測値は NA と表記.桁数のカンマは使わない方が Rcmdr での読み込みで無難.
  2. データの範囲をコピー.
  3. R および Rcmdr を起動.
  4. 「データ」>「データのインポート」>「テキストファイルまたはクリップボード,URL から…」を選択.
  5. 欠測値の記号は「NA」のまま,データファイルの場所は「クリップボード」,フィールドの区切り記号「タブ」で「OK」をクリック.
  6. 「データ」>「アクティブデータセット内の変数の整理」>「数値変数を因子変換」を選択.
  7. “変数”で変換したい 1 つまたは複数の変数を選択し,“因子水準”ではコードを言葉に変えたいときは「水準名を指定」を選び,数値のままにする場合は「数値で」を選び,また新しい変数を作る場合は,“新しい変数名または複数の変数に対する接頭文字列”で新しい変数名を入力して「OK」をクリック.複数の変数を選んだ場合は,入力した名称が接頭語になる.この場合,複数の変数であっても同じコードで同じ言葉になるため注意が必要.
  8. 水準名を指定をえらんだときは,対応する言葉を入力.
  9. 「統計量」>「平均」>「独立サンプル t 検定」を選択.
  10. “グループ”では水準の変数を選び,“目的変数”では比較したい変数を選び,“対立仮説”では検定方式(両側,片側(差 <0,差 >0)),“信頼水準”では 1 - 有意水準の値として 5% なら 0.95,“等分散と考えますか?”では等分散を仮定するか否かを考え,選択し,「OK」をクリックする.

以上で,t 値,自由度(df),p 値,各水準の平均等が求められ,95% 信頼区間等も表示される.